遺言書

2025-11-21

帰化された方の相続と遺言書作成

帰化された方が亡くなると、
本国の書類を大使館から取り寄せたり、翻訳をつけたり、
相続手続きが一層に複雑になります。

そのため、こうしたケースでは
「遺言書を残す」ことがご家族を守る大きな手立てになります。

 

先日、あるご夫婦から「妻の遺言書を作りたい」とご依頼がありました。
奥様は元外国籍で日本へ帰化された方。
そして、余命宣告を受けていらっしゃいました。

通常、公正証書遺言は
ご相談から作成まで1ヶ月ほどかかります。
しかし今回はお時間が限られていたため、
ご相談からわずか10日で、無事に公正証書遺言を完成させました。

ご主人はとても穏やかで明るい方で、
「妻との出会いはね…」と、馴れ初めを話してくださったのですが、
そのお話を、弱々しく小さくなられている奥様が
ニコッと微笑みながら聴いている姿がとても印象的でした。

私は仕事で伺った“第三者”ではありますが、
お二人にとって大切な思い出が少しでも心を温めるように、
奥様にもそっと声をかけさせていただきました。

ご夫婦の“最後の時間”に、
ほんの少しでも光が差しますように。
そんな思いでお手伝いさせていただきました。

 

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