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2025-11-19

エンディングノートと遺言書の違い

最近、「エンディングノート」という言葉を耳にする機会が増えました。
終活の第一歩として書いてみたいという方も多いのではないでしょうか。

けれど、「遺言書と何が違うの?」「どちらを作ればいいの?」
そんな疑問をお持ちの方も少なくありません。

今回は、エンディングノートと遺言書の違いを、わかりやすくお伝えします。

エンディングノートとは?

エンディングノートは、自分の想いを自由に書き残すノートです。
法律で定められた形式はなく、書き方や内容に決まりもありません。

たとえば次のようなことを書き残す方が多いです。

  • 家族や友人へのメッセージ
  • これまでの人生で大切にしてきたこと
  • 医療や介護の希望(延命治療をどうするか など)
  • お葬式やお墓についての希望
  • 大切な連絡先やパスワードのメモ
  • ペットのこと、思い出の品の扱い方 など

つまりエンディングノートは、ご家族への「想い」や「願い」を伝えるための心の記録
書いた内容に法的な効力はありませんが、残された方にとっては、
「お母さんはこんな想いだったんだ」と気づかせてくれる大切な手がかりになります。

 

 当サポートではオリジナルの 「ステイタスノート」 を通じて、相続・終活に向けた具体的な準備をサポートさせていただいております。

遺言書とは?

一方で、遺言書は法律で定められた正式な文書です。
財産をどのように分けるか、誰に相続させるかなどを明確にすることで、
相続のトラブルを防ぐために作成します。

遺言書には法的効力があり、書き方にもルールがあります。
自筆証書遺言、公正証書遺言などの形式があり、
内容に不備があると無効になってしまうこともあります。

ですから、「想い」だけでなく「手続き上の確実さ」も大切にしたいときには、遺言書を作成するのが安心です。

どちらも「未来の安心」につながります

エンディングノートと遺言書は、どちらか一方ではなく、役割がちがう大切な2本柱です。
エンディングノートは「想いを伝えるための手紙」。
遺言書は「手続きを円滑にするための法的な約束」。
両方を上手に活用することで、
「気持ち」と「手続き」の両面から、ご家族を守ることができます。

遺言書を作成し、エンディングノートを遺言書の補足として作成し、一緒に保管している方も多くいらっしゃいます。

まとめ

どちらも、ご自身の「生き方」や「家族への愛情」を形にするためのツールです。
難しく考えず、「自分がいなくなったあと、家族にどんな言葉を残したいか」
そんな気持ちから、まずは一行書いてみることをおすすめします。

 

エンディングノートの書き方や、遺言書との上手な併用方法など、
当事務所でも丁寧にご案内しています。また、セミナーも開催しております。
どうぞお気軽にご相談ください。

グレイス相続・終活総合サポート代々木
代表行政書士 本木 千津子(もとき ちづこ)

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