コラム
2026-04-08
【開催レポート】板橋区にて終活セミナーを開催しました
認知症になる前に「今」できる備えとは?
こんにちは。行政書士の本木千津子です。
暖かな春の陽気に包まれた4月6日、板橋区にて一般社団法人ライフエスコーツ様主催の終活セミナーに登壇いたしました。
今回のテーマは、高齢者向上サポートの一環としての「認知症予防と、万が一に備えた相続準備」。多くの方にご参加いただき、活気ある相談会となりました。
「認知症になってから」では遅い理由
セミナーの中で特にお伝えしたのが、「遺言書は健康なうちにしか書けない」というシビアな現実です。
認知症などで判断能力が不十分であるとみなされると、法的に有効な遺言書を作成することができなくなります。
特に以下のようなケースに当てはまる方は、判断力がしっかりしている「今」が、作成のベストタイミングです。
- お子様がいらっしゃらないご家庭
- 「不動産はこの子に、現金はこの子に」と具体的な分け方を決めている方
- 特定の相続人に確実に財産を遺したいと考えている方
また、ご自身だけでなく、ご家族が認知症になった場合も注意が必要です。
遺言書がない状態で相続が発生すると、手続きが非常に複雑になり、円満な相続が難しくなるケースも少なくありません。
まずは自分の財産を把握し、「誰に、何を、どのように遺したいか」を整理することから始めてみましょう。
「遺言書」と「ステイタスノート(エンディングノート)」の併用が鍵
今回の相談会では、遺言書と併せて「ステイタスノート(エンディングノート)」の活用もおすすめしました。
「遺言書」が財産を守るための法的書類であるのに対し、「ステイタスノート」はあなたのこれまでの生き方や、これからの希望を伝えるためのツールです。
【ステイタスノートに書けることの例】
- 医療・介護の希望:どんな医療を受けたいか、施設や病院の希望
- 日々の備忘録:持病のこと、PCの暗証番号、大切な思い出の品の処分方法
- 想いのバトン:家族への感謝の手紙や、自分の人生の棚卸し
法的な効力を持つ「遺言書」でトラブルを防ぎ、想いを綴る「ステイタスノート」で家族の心の負担を減らす。
この二つを併用することこそが、本当の意味で安心できる終活への第一歩です。
おわりに:一人で悩まずにご相談ください
終活は、決して「人生の終わり」のための準備ではありません。
これからの人生をより自分らしく、安心して楽しむための「前向きな整理」です。
「何から始めたらいいかわからない」「自分の場合はどうなるの?」といった小さなお悩みでも構いません。
どうぞお気軽にご相談ください。
